人からの信用。これが正義です。正義というのはつまり、人から信用されるような人間になるということでしょう。だからインドの一万五千年前の聖典にも、約束を守る事がまず一番大事だと説かれています。今の日本人は約束を守らないではありませんか。破る方が多いのではありませんか。だから判子がいるのでしょう。保証書がいるのでしょう。わたしが判子を押さないでも良い時がありました。銀行から信用していただいたとしたら、約束を守るからです。約束を守らないと人から信用されません。私は父の姿を見て学びました。

大学では２０年間で２番目の成績で卒業しました。２０年間の中で２番目に勉強したと言われました。それは「努力に勝る天才はなし。」昼も夜も新聞配達をしながら勉強したのです。そして、3回生では新聞配達所の所長を命じられて、専業員の部下をお預かりさせていただきました。大学3年で、部下を預けて下さったのです。そして、ボーナスは今にして○○○万円下さいました。給料は○○万円下さっていました。つまり、信用される人間になっていたのでしょう。

「社会や人に迷惑だけはかけてはいけない」、そして「親が悲しむ事、親の泣く事をしてはいけない」。これが母親の教えでしょう。母親は「お金持ちになれ」ではない、人の道を教えるのが母親の教えだと私は声を大にして言いたいです。私たちはそうやって大きくなりました。だから小学校にも中学校にも道徳はありませんでした。親が教えてくれましたから。そして今は親が忘れて、物質を手に入れるために、あるいは社会的地位を得るために、お金持ちになるために、学校行きなさいというようになりました。

生きるためには、お金も大事です。でも今は、お金を生きる目的にしている方が多いではありませんか。私は生きる目的にしていなくても大金持ちになりました。して下さったのです。生きる目的ではないから、良い仕事して、社員さんを幸せにしてあげたい。お客様に満足してもらいたい。社会の役に立つ会社を創りたい。社会、人類に貢献する会社にするには、社員さんが育たなければ人類には役に立たない。そう思って仕事をしたのです。