大先生御講話集

2018年(平成30年)4月29日 ベストグループ九州地区見聞会②

私は自分を変える努力をするのです。誰から見られても「あの方は真面目だ」、「姿勢も良い」と言われる人間にならないといけないのです。心が変われば顔も変わるのです。人間の幅が必要なのです。その幅に人は入ってくるのです。冗談も言えるような人間でないと、人は入ってこられないのです。真面目だけだったら、真面目な人しか寄ってこないではないですか。事業家時代、私はどのような人でも受け入れました。

失敗する方をよく見ると、そういう方は「自分が一番正しい」と思っているのです。しかし、あなたの考えが正しければ、今までどれだけ遣りあげたのですか。「自分は一番正しい」という方がいます。確かに正しいかも知れません。しかし、人はそれだけでは判断しません。男性の場合、どれだけ仕事を遣りあげたのですか。人は仕事ぶりを見るのです。「俺は仕事ができる」という方は、仕事ができるような人格でないといけないではないですか。多くの方が慕って下さるような人間でなければ、人は認めて下さいません。

事業家時代、三十五歳で二つ目の会社を作らせて頂きました。資本金はたった一千万円で、無借金です。その時、「人を受け入れるような人間にならなければ、人はついて来ないだろう」と思いました。認めてあげると人は認めて下さいます。だから、「まずは人を認める人間になろう」と思いました。そうすると、認められた方は不思議とついて来て下さるのです。

事業家時代、私はどのような方でも受け入れました。しかしベストグループは、道徳を否定し、命を否定する方だけは受け入れません。命を否定する方は良くありません。日本人は、十名のうち八~九名は命を否定する時代になりました。私は、正義感の強い方にはあまり会ったことはありません。「お金が欲しい」という方をたくさん見てきましたが、お金持ちになった方はほとんどおられません。

心の貧しさが物の貧しさを生み、心の豊かさが物の豊かさを生むのです。だから、一番大事なことは、心が豊かになることだと思っています。お金持ちになることは否定しません。人格が素晴らしい人がお金持ちになるならば、誰も否定しないでしょう。しかし、人格が優れない方がお金持ちになったら、社会は認めないと思います。

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